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執筆者の写真麻耶子 谷

7月 フランス旧植民地&統治領料理

夏野菜やハーブが豊富な季節はモロッコ料理やレバノン料理などフランス旧植民地、統治領料理を取り入れます。生徒様も、いつもとは違う香辛料や穀物、大量のハーブやレモンに興味津々のご様子。パリはまさに人種のるつぼ。当方もパリ在住時代、様々な国籍の方々に出会い、たくさんの刺激を受けました。パリ7区の素敵なフランス人家庭の元でホームステイをしていた頃、体調を崩して学校を休んでいた時、心優しく料理上手なアルジェリア人家政婦さんが作ってくださったショルバ(滋養たっぷりのスープ)、レバノン料理レストラン経営者のご子息、モロッコやレユニヨン出身の料理人の同僚に教えてもらったフンムスやクスクス・ロワイヤル、タジン鍋、ナスのキャビア、タブレ、シシ・ケバブ、ファラフェル、中東の即席パン等、温かい思い出がいっぱい詰まったお料理を皆様にお教えします。テーブルセッティングも実家のお庭から摘みたてのハーブや草木を使って夏らしい、異国情緒溢れるオリエンタルな雰囲気を演出します。

オリエンタル料理は、大家族でお食事を囲んで楽しみます。フィンガーフードも多く、ガーデンパーティーとしても楽しめそうですね。ワインはレバノン、南フランス、スペイン、イタリア等の太陽の恵みをたくさん受けたような果実味豊富なタイプとよく合います。

お野菜、お豆、ハーブやレモン、オレンジなどの柑橘類をたっぷりを使い、ベジタリアン志向の方々にも人気で毎回好評いただいています。

 また宗教上の理由よりゼラチン不使用のデザート等、興味深いお菓子がたくさん存在します。写真はアイタイエという家庭の定番デザートで、ゼラチン不使用のとても美味しい牛乳ゼリー。

今月のレシピはモロッコ出身の料理人である同僚から教わった、本場のプロのシシ・ケバブのご紹介です。簡単で美味しくて、ガーデンパーティーやバーベキューでも大活躍です。

シシ・ケバブ


400g   仔羊

1個   パプリカ

1/2個 レッドオニオン

適量    ミント

適量    ローズマリー

2個    にんにく

1個    レモン

20ml~  オリーブオイル

少々    塩こしょう


作り方


①ミント、ローズマリーの葉、にんにく、レモンの皮、オリーブオイル、塩こしょうをミキサーにかける。

②お肉を一口サイズにカットし、①に一晩つけておく。

③翌日、パプリカ、オニオンをお肉のサイズくらいに切り、ステンレスの串にお肉、パプリカ、オニオンの順に繰り返し刺していく。

④230度のオーブンに入れ、火が通るまで焼成する。

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